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地域ごと必要な情報を届ける一冊
 今回は、防災タウンページ長野県松本市、安曇野市、飯田市、塩尻市の4市版の編集長である和田さんと、編集・企画担当の市川さんにお話を聞いてきました。災害が多いイメージのある長野県での配布ということで、制作にあたって意識されたことやこだわり等をインタビューさせて頂きました。
(左から和田編集長、市川さん)
荒木
本日はよろしくお願いします。
市川
よろしくお願いします。
和田
よろしくお願いします。
表紙からこだわった一冊
荒木
まず手に取った瞬間、表紙に目を惹かれるんですが何かこだわりはありますか?
和田
はい。まずタウンページといえば黄色というイメージがあると思うのですが、行政との話し合いの中でそれよりもインパクトのある赤にしようという話になり、どこに置いてあっても目立つ表紙を意識しました。さらに、「避難所マップ」の文字はわかりやすいように表紙の中央に配置しました。
荒木
確かにこれなら玄関先に置いてあっても目立ちますね。
和田
今回発行の飯田市版、塩尻市版に関しては表紙の裏にもこだわりがあるんです。
荒木
表紙裏ですか?
和田
長野県は広いがゆえに、地域ごとに注意すべき災害が全く違います。北信地域では雪害に注意が必要でも、南信では雪がほとんど降りません。だからこそ地域ごとの情報が必要であると考え、大切な情報を表紙の裏に持ってきました。中に掲載されている情報も、基本ベースはあるものの4つの地域でそれぞれ変えています
荒木
なるほど。配布地域に本当に必要な情報が提供されるんですね。すごく素敵です。
見やすさを意識したマップ作り
荒木
他にこだわりのあるページはありますか?
市川
マップにもこだわりました。同じ長野県でも、12月発行までのものは地図が細切れになってしまっていたため、見づらいという声がありました。縮尺が前回まではほぼすべてのページで25,000分の1でしたが、今回は広域の松本地域は50,000分の1ページにするなど、北海道地図さまに協力を依頼しながら細切れのページをなくすための工夫をしました。
荒木
確かに前回のものと比べると格段に見やすくなっていますね!
市川
さらに、字の色も大きさも変え、アイコンの数も増やすなど時間もかかりましたがお年寄りの方も見やすいものになったと思います。
市川
他にも、全国共通になってしまうのですが、公衆電話の場所の確認にも役立ててほしいです。普段の生活の中で意識することは中々ないので、自宅の近くにあったとしても知らない人が多い。ぜひ一度、このマップを手に取って確認してもらいたいと思っています。
自主防災のマニュアルとして使ってほしい
荒木
色々な役立て方があると思いますが、この防災タウンページを手に取った方にどのように使ってほしいといった想いがあれば聞かせてください。
和田
はい。長野県は他の地域に比べて災害を実体験した方が多い地域だと思っているのですが、時間が経つとどうしても忘れてしまいます。だからこそ表紙にもあるように「いざという時生き延びる」ために、まず配布の段階で一通り目を通してもらって、しまい込むのではなく、どこか目立つところに置いてもらって、いざという時にさっと持ち出して活用してもらえればと思います。小さくて軽い別冊になっているので、ぜひ実用的に使って頂きたいです。
市川
今回この防災タウンページを制作するにあたって感じたことなのですが、地域に特化したものであり、地元の防災につながるとなると快く協力してくださる方がとても多いんです。おかげさまで各ページに見合った広告を掲載することができたので、普段から役立つ情報としても使って頂けます。
災害時、少しでも被害を軽減するために自主防災は絶対必要になってくるので、普段から防災について意識することで自分の住んでいる地域を把握し、活用して頂けたらと思います。近年、以前はすくなかった台風の上陸や豪雨災害も増えてきているので、自主防災のマニュアルとして使って頂けたら一番だと思います。
荒木
ありがとうございました。
Writer:一般社団法人 防災ガール 荒木萌